本には載っていないことも
目を増減していないのに、編地が斜めになっていくことを「斜行」と言います(「斜向」と書く方もいます)。 |
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かぎ針編みの場合は編み方の特徴で、輪で編む(一方向に進んでいく)ときに起こりますので、往復編みにするなどの対処で解消できます。 棒針編みの場合の原因は糸の「撚り」です。 |
編目、サイズ、形を整えるために行う作業です。 |
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主な方法は、
①ピン打ちした編地にアイロンでスチームをあてる。 ②編地を洗って軽く絞り、ピン打ちした状態で乾かす。 の2つです。 日本では、①が一般的ですので、「アイロン」あるいは「スチーム」ということが多く、「ブロッキング」という言葉は耳馴染みがないかもしれません。 |
本体を編む糸とは別の糸*を使って鎖編みの土台を作り、そこから編み出して行く方法です。
後から鎖編みをほどいて、編み針に目を移し、縁を編み足します。一般的な作り目として、よく見かけるのは「指で掛ける作り目」ですが、「後からほどける作り目」の方がきれいに仕上がりますし、自由度も高い(縁のアレンジが利きやすい)ので、むしろこちらを常に使っていて、「指で掛ける作り目」はスワッチを編むときくらいしか使いません。 |
ゲージとは、希望の大きさに編むための基準となる ” ものさし” です。 | |
15㎝角程度の大きさに試し編みをします(これをスワッチといいます)。
その編地に定規を当て、10㎝当たり何目あるか、何段あるかを数え、ゲージとします。 正しくは、「スワッチを編んで、ゲージを取る」ですが、「ゲージを編む」と言うことが多いですね。 |
編み図は、升目と記号を使って編地をそのまま書き表したものです。 |
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どんな編み物の本でも編み図がついていて、編み物をする方々がみんなその知識を共有しているのはおそらく日本独自ではないでしょうか。 複雑な模様を描くとき、様々な形を作るとき、編み図は大変便利です。編み図がないとできないといっても過言ではありません。 |
製図で、長さ(㎝)で表したサイズを、目数・段数に置き換えることを割り出しといいます。 | |
つまり、実際に編むための編み図を作っていくということです。 スワッチを編んでとったゲージを基に、必要目数と段数を計算して出します。 |
カセ糸とは、糸を紡いで巻き取った時のままの大きな輪になった状態の糸で、それをねじった形で売られています。 | |
通常、玉に巻き直して使いますが、まず最初にしておかなければならないことがあります。 それは、ぎゅうぎゅうとねじった状態で保管されていた糸をほぐしてやるということ。 |
棒針、かぎ針それぞれ日本国内の規格と欧米規格があります。 | |
海外のレシピを見る機会の増えてきた昨今、知っておくと便利だと思います。 |
棒針編みの輪編みはらせん状に編んでいくので、段の終わりは次の段の最初につながります。 | |
そのため、編み込み模様やボーダー模様を輪で編むと、段の変わり目で模様がずれてしまうという現象が起こります。 これを解消する方法をご紹介します。 |