May 2022
THERIACA 濱田明日香さんの作品展に行ってまいりました。
今回、4/25に出版された「THERIACA Yarn, Rope, Spaghetti」に掲載されている作品の展示です。
トークショーも見てきまして、その中でも濱田さんご自身が「実験」という言葉を使っておられたんですが、まさに様々な糸や、糸ではないものを編んだ、実験的な作品の数々。
DARUMAさんの糸を使ったバッグやウェアなど形になっているもののほか、身の回りのもの(消しゴムやぬいぐるみなど)から色を抽出したスワッチや小さな作品の数々はまさに「実験」っていう感じで面白かったです。
私もこういう実験的なことが大好きなのですが、普段、なにか形にしなくてはという気がしてしまってなかなかできずにいます。もっとこういうことに時間を割いていきたいなぁと改めて思いました。
一角には濱田さんのアトリエを再現したコーナーもありました。
会場となった、神戸の KIITO(デザインクリエイティブセンター)は、1927年に輸出生糸の品質検査を行う施設として建てられた、神戸市立生糸検査所を再利用した建物です。
ゴシックを基調とした建物はとてもきれいで、生糸の品質検査をしていた当時の機械なども展示されています。
100年近くも前にこんなに精緻な機械を使って品質を保持していたなんて、日本人らしいというか、すごいなぁと思います。こちらは常設で、とても興味深いので、なにかのついでに是非見てみてください。
併設のカフェには、生糸の水分量を測る機械をリメイクしたテーブルがありました。
MOORIT に Midwinter Yarns Lithuanian Linen Yarn が入荷しています。
艶のあるきれいな糸ですね~。
Midwinter Yarnsは、スウェーデン出身のEstelleさんが結婚を機に移り住んだスコットランドではじめた糸ブランド。スコットランドの編み物や羊毛にまつわる伝統に敬意を持ちながら、北欧などの美しい糸も広く紹介したいと活動しています。
春夏の編み物に最適な100%リトアニアリネンの糸は、ウェットスパンとよばれるリネン特有の紡績方法でつくられています。
ハリのある糸で、最初は硬さを感じるかもしれませんが、使い込んでいくうちにくったりと柔らかく変化していくのも魅力のひとつです。――― MOORIT 商品ページより
100%リトアニアリネン、約450m/約100g、棒針3.0mm~3.5mm(日本サイズ3号~5号)
糸の状態だとパリッとした風合いに見えますが、説明にある通り、使って洗濯を重ねると柔らかくなる感じ、わかるー。リネンの良さですね。ピンク、赤、蛍光イエローは、なかなかない色で素敵。
この糸を使ったキット、レシピもあります。
「リネンのオープンフロントカーディ キット」は、ボタンのない羽織りもの。裾に向かって広がっていくフレアのドレープがきれい。
「PDF版 スクエアーズショール パターン」は、大小の四角を配した三角ショールです。
どちらも夏の冷房対策に今から編むのにばっちり。
amirisu の新作「Tomoka キット」のプルオーバーかわいいね。
身頃前面に2色使ったチェック模様と透かし編みを使ったダイア柄、袖口にも2色のチェック模様が入っています。
表編みとガーター編みで作るチェック模様は編むのも簡単でいいですね。
使用糸は、amirisu Parade(ウール60% コットン20% シルク10% リネン10%、384m/100g)。
見本色は売り切れちゃったけど、あと3色あります。
なに着たらいいの?っていうこの時期に欲しい1着。
「LAINE」Issue14 が5/6出ました。
カーディガン、プルオーバー、ショールなど10点、コラム、レシピやブックレビューなども掲載されています。
色使いや、シンプルながら凝った編地がめっちゃかわいい作品が載っています。
半袖プル、編みたいなぁ。
毎年悩むのが、コットン糸だと重くなるし、暑いっていうことなんですよね。
どうしてもリネンに行きたくなる。私のリネンの一押しは毛糸ピエロの Pont du Garld。
他にも編みやすくて、着やすい夏糸ないかなぁ。
デイリーに着られるカジュアルなもの、もっとたくさん編みたいなぁ。
あ、「LAINE 14」は Eylul で購入できます。
先日、3色買ったオクトパス型プラハンドルを使ったかごバッグ第2弾を編んでいるのですが、なかなか決まらない。
1つ目はペタンコバッグ、2つ目はミニトート、3つ目はバケツ型にしようと、2つ目を編んでいるのですが...
まず、パープルグレーで編み始めたのですが、この模様は引き上げ編みが多く、編地がかなり厚くてしっかりしすぎるし、糸はたくさんいるしで(模様自体はとてもきれいで気に入ってるけど)、色もミニトートにはこれじゃなくダークオリーブのほうがいい気がしてきたので、変更。
ここからさらに模様を3回くらい変更して(いつものことながら、写真撮っておくのを忘れてますが)試行錯誤してるけど、まだ「これだ!」ってならなくてねー。
納得いくまでいろいろ編んでみます。
リネンバードのWebサイトがリニューアルされました。
きれいなHP、見やすくなってます。一番の変更点はワークショップの申し込み&決済がオンラインでできるようになったことかな。これは便利だと思います。
あと、オンラインショップもできてました。Envelope があるのになぜ?という気がしますが、まぁ、同サイト内にあった方がいいこともあるのかな?
残念なのは、以前のページにあった、麻の畑やリネンの工場に行った話とかがなくなっちゃってた。勉強になったし面白かったんだけどなぁ…
一応、「ABOUT LINEN」というページがあるので、今後また麻に関することをいろいろ教えてくださるだろうと期待しています。
MOORIT にアイビーのサマートップキットが再入荷しています。
トップダウンで編むVネック前あきベスト。透かし模様が入っていて、後ろ襟ぐりもあきが大きいので涼しげです。
使用糸は、Gepard garn「Cotton baby Lino」コットン80% リネン20%、50g/178m。
サラッとした糸ですが、洗いを掛けるとふっくらするそうです。注意書きに「糸には伸縮性がないので、肩ひもの部分が緩まないように手加減に気を付けて編むのもポイント」とあるように、夏糸はしっかりテンションをかけてかっちり編まないと、着ているうちにダレてくるので注意です。
水牛ボタンもキットに入っているのがうれしいですね。
『amirisu 24』予約販売が開始されています。
テーマは Heritage。
春夏向けのウェアやストール、小物が12点載っています。
淡い色の涼しげな作品、ユニークなデザインのものなど、なかなか編み物本が出ないこの時期、見ているだけでも楽しいですね。
その他、カナダ、トロントのガイドや、ミシンキルトのトートバッグの作り方も載っているそうです。
予約の締め切りは6/2(木)です。
アンドウールの新作糸、No.29 シルクモヘヤ糸。
めっちゃきれいねー。
モヘヤ60% シルク40%、約600m/100g、棒針4号~6号/かぎ針3/0号~5/0号。
美しい艶とベーシックな色が相まって、ベージュはシャンパンゴールド、ライトグレーはシルバー、キャメルはゴールドに見えてとっても上品。
画像で見る限り、そんなにモヘヤの毛足は長くなさそうな、比較的さっぱりとした編地です。
モヘヤのほわほわはかわいいんだけど、私には甘すぎてちょっと...と思うことがあるんですが、これは大人っぽくていいね。
あと、モヘヤの糸は蜘蛛の糸のように細~いのが多くてウェアにするには他の糸と引き揃えるか、ローゲージのスケスケにするかしかないんですが、これは比較的太いので(DARUMA のシルクモヘヤの倍くらい)、これだけでいい感じのセーターやカーディガンができそう。
春夏は、編み物本の新刊は少ないのが常ですが、最近本当にほとんどなくて、ご紹介できるものがないなぁ…と Amazon 見ていたら、変なもの見つけた。
「昆虫図鑑」5/31発売予定。(虫が苦手な方は閲覧注意)
本物の図鑑っぽい表紙で、中の構成も「完全変態」と「不完全変態」に分類されていたり、昆虫の特徴などが説明されていたりして、ちゃんと図鑑の体を成しています。載っている虫の種類は二十数種類で図鑑レベルではないけどね。
刺繍糸は色が凄くたくさんあるし、いろいろできて楽しいだろうなぁ…
「Pom Pom 41」5/31発売予定。Eylul で予約が開始されています。
10周年記念号だそうです。
表からは春夏号、後ろからは秋冬号になっていて、年間通して楽しめる編み物が14点掲載されています。
カラフルでパンチのある色使い、豊富なサイズ展開、日本ではなかなかお目にかかれない編み物本です。
「松田紗和xMOORIT クロッシェレースのリボンリング キット」再販されています。
レース編みの指輪です。
キット内容は、オリムパスレース糸#40(100%コットン・10g/約89m)生成り、黒 各1玉、刺繍糸 ゴールド、ビーズ、編み方説明書。
40番レース糸は、レース糸の中では中間程度の細さです。推奨のレース針は6号となっています。
(ちなみに、レース糸、レース針は数字が大きいほど細くなります。)
細編みがベースなので、編み方は難しくないと思うけど、敵は「細さ・細かさ」だなぁ。
そういえば、以前になんか面白いなー、アクセサリーでも作ろうかなーと思って買ったワイヤー入りの糸があるけど放置してた…
Eylul に、Isager TRIO が入荷しています。
50% flax 30% cotton 20% banboo、50g/350m。
Lace weight なので、かなり細めです。棒針0~3号相当かな~。2本どりにしたり、他の糸と引き揃えて編むのもいいですね。フラックス(麻)、コットン、バンブーと、夏にピッタリの素材。サラッとしていて、張りと落ち感のバランスが良さそう。
そして、色がいいですよね。素材による発色の違いで、単色糸なんだけどのっぺりとした色ではなく、奥行きがでます。
どの色も本当に素敵なんですが、私の一押し Lemon が 、今回入荷しなかったのは残念。
オクトパス型ハンドルのかごバッグ第2弾、ミニトートがやっと出来上がりました。
タテ16cm×ヨコ28cm×マチ13cm
そこそこ物も入るし、持ちやすい大きさだと思います。
あーでもないこーでもないとさんざん悩んだ編地は、結局こうなりました。
マチの縁を内側に折り込んで縫い留めました。物は入れにくくならない程度で、形を整えるため、縫い留めたのは1.5cmです。
さて、次は第3弾バケツトートに取りかかります。
amirisu に LA BIEN AIMÉE HELIX が入荷。amirisu 初登場だそうで、私も初見の糸です。
75% Falkland Wool 25% Gotland Wool、711 ヤード(650 m) / 100 g、棒針US 0 - 6 ( 2 - 4mm )。
フォークランドメリノをベースに、ゴットランドウールをブレンドした手染め糸です。
ゴットランドシープは、美しい艶を持つ毛足の長い羊で、クルクルカールしたシルバーグレーの毛は、それはそれはびゅーてぃふぉーです。
手染めされた色の中にこのシルバーグレーが混ざって、フォギーな色と艶が光の当たり具合で陰影を作り出して深みのある色味の糸になっています。
細いレースウエイトの糸なので、軽やかなレースショールもいいし、キャザーやフレアのあるデザインのウェアもいいですね。軽くてきれいなドレープが作れそうです。
Eylul に入荷した、Tre Liz Poseidon 昨日に引き続き、たぶん始めて見るメーカー。
キッドモヘヤ72% シルク28%、420m/50g、棒針1.5㎜~2.25㎜。
ギリシャのメーカーの手染め糸なんだそうです。
よく見る毛足の長いシルクモヘヤなんだけど、独特なのはカラー。最近のカラフルな綿菓子みたい。
入荷数が少なかったのか、続々と売り切れていきます。
手染め、段染めの糸ってかわいいから欲しくなるよね~。
でも、実際使うのは難しいんですよね...
Amirisu に、また LA BIEN AIMÉE の新作追加です。TWIST NOUVEAU。
100% non-superwash merino、437 ヤード(400 m) / 100 g、棒針US 0 - 6 ( 2 - 4mm )。
「ノンスーパーウオッシュ」って、防縮加工してませんよってこと?だよね?…それ、普通のウールなんじゃ……
メリノウール100%の強撚ストレートヤーンです。手染めの色が面白い。Miyazaki collection のシリーズは、名前から察するに宮崎駿作品へのオマージュでしょうか。これまた面白い。
強撚なので、さらっとしていて毛玉になりにくそうです。
amirisuからの提案で作られた糸だそうで、私はこの色が一番気になったわー。
もうちょっと黄味が少ないといいかなー。
ビリジアンと緑の間くらいの色が欲しい。
先日、MOORIT に入荷した Midwinter Yarns Lithuanian Linen Yarn を使ったキットが発売されました。
「マーリーリトアニアリネンキット」
そうそう!こういうなんでもないTシャツみたいなのが編みたかったんですよ。
もう少し襟ぐりは狭くてもいいかな~。
キットになっているのはこの5色。
見事に私の欲しかった色が全部入ってなかった。
見本のブロンズグリーンもいい色なんだけどね…あと、真っ白もいいよね~。
PURL SOHO の新作パターンが面白い。
ラグランラインをぐっと下げたようなデザインで、三角形の頂点から身頃の裾、袖口に向かって編んでいくようです。前後身頃を別々に編んで、はぎ合わせてから袖とフードを編みます。
なので、半袖、フードなしもOK。着丈を伸ばすこともできそうです。
見本は、コットンの糸で編んでいますが、ウール等で編んでもいいと思います。
編地は表目と裏目を2段ごとに交互に編むだけなので簡単です。
英語文章パターンです。PDFをダウンロードするので、海外からの荷物が届くかどうか不安にならなくて済むのがいいですね。
アンドウールの編物キット、モチーフつなぎのフレンチリネン衿レースが素敵。
よくあるつけ襟の形と違って、セーラーカラーになっているんですね。
モチーフの模様がいいねー。
使用糸は、No.19 フランス産フラックスリネン100%。
やっぱり、上質なフレンチリネンは艶があってきれいねー。
色は7色から選べます。
お試しで使ってみるのにも丁度いいかも。
Eylul のオリジナル糸 Lale linen が発売されました。
麻100%、約150g/約487m、針の適正号数は書いてないけど、見本編地は棒針3.75㎜(日本サイズ5号と6号の中間)で編まれたそうです。
色が3色、50ベージュ 51グレージュ 512ブルーグレー だそうです。 画像だと色の違いが分かりにくいけど、ニュアンスは伝わってきますね。
150gとたっぷりのコーン巻きなので、ショールやベストなら1巻きで編めそうです。
MY FAVOURITE THINGS・KNTWARE に、新作 Camisole No.6 がアップされました。
ボヘミアンスタイルのノースリーブトップ。こういうのだらっと着てもスタイルがいいとかっこいいねー。
見本は、シルク100%の糸とメリノウール100%の糸を引き揃えているそうですが、リネンだけで編んだら、暑い時にはいいですよね。インナーとして重宝しそう。
トプダウンで編むレシピです。